血圧が150を超えたり、200を超えたりすると高血圧と診断されるようになります。そうなると大抵の場合、塩分を控えるように、或いは適度な運動をするようにとお医者様に指導されます。
しかし、それによって劇的に改善した方はあまりいないでしょう。だいたいが降圧剤を処方され、それを一生飲み続けないといけません。もうこうなると高血圧の患者さんのまま過ごすことになります。
実際に塩分を控えたから、血圧が下がるということがないのも、その因果関係が解明されていないからです。血圧と塩分の関係は実のところあまりないと言われてさえいます。4割の人は塩分を取ると血圧が上がるものの、残りの6割の人は塩分を取っても血圧に変化はありません。要するに半数以上の方には塩分を控えたところで血圧が下がる保証はないということです。
それどころか、その論理でいけば塩分や脂質の高いものをたくさん食べる若者に高血圧症の人はあまり聞きません。年齢を重ねれば肉よりも魚を好む中高年の人のほうが高血圧と診断されています。
また運動をしたからと言って、血圧が良くなるということも必ずしも当てはまらないでしょう。それよりも、無理にきつい運動をすれば体への負担が増えてしまいます。 このように定説的に言われていることで、劇的に高血圧が下がるわけではないのです。
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